小宮さんのひとり芝居「先代」のチラシを今年はじめにやったんですが、その時この凄い話を聞かされました。過去にやった二本のひとり芝居と合わせて三本を連続上演する企画があるというんです。思わず聞いちゃいました。
「まさか一日に三本連続じゃないでしょう?」
「オレもね、さすがにそれはキツいと思ってるんだよ」と小宮さん
「…ですよね。他の二本は?」
「接見はそんなに長くないけど…線路が1時間45分くらいある」
「1時間30〜2時間近く三本…4時間半…大丈夫ですか」
「線路は一本だけでも終わったとたん死んじゃうんだよ。
その前に二本は無理…ぜったい無理だよ…」
「…ですよね…ちょっと観たいですけどね」
「厳密に三本連続っていうと…そうなんだけど…制作もねぇ、どうせ三本なら連続って言うんだけど…無理じゃない?…無理でしょう!…無理だろう…」
その三本連続が実現しました。
無謀とも野望とも希望とも言える挑戦が今週末あります。
小宮孝泰ひとり芝居三本立て
2013年10月31日(木)〜11月4日(月・祝)下北沢 楽園
ひとり芝居の三本連続上演です。
信じられません。
その三本の作演出がそれぞれすごい。
水谷龍二作・演出「接見」
鄭 義信作・演出「線路は続くよどこまでも」
中島淳彦作・演出「先代」
この売れっ子3人の小宮さんへの書き下ろし作品。
凄すぎる。楽園じゃもったいないです。この三人に頼める小宮さんも凄い。
で、連続上演はというと、基本一日二本なんですが、なんと11月4日は一日に三本、13時「接見」、15時「先代」、19時「線路は続くよどこまでも」
大丈夫でしょうか…小宮さん
芝居って規模じゃないなとつくづく感じます。
どーでもいいことだと思うんですが、小宮さん、この三本のタイトルの頭文字をセで揃えてます。だから?と言われそうですが、その変なこだわりがお笑いの人だなぁと思いました。
春に荒川遊園に置いてあるで路面電車を借りて撮りました。写真は御堂義乗さん。美輪さんの舞台などの演劇ポスターも数多く手がけてる方です。
誰もやった事のないこの孤独な挑戦を、ぜひ観に行きましょう!