久しぶりに紀伊國屋ホールでお芝居を見た。ニ兎社の「歌わせたい男たち」。戸田恵子さん、ジンときました。内容は国歌や国旗の難しくって複雑な問題なんです。自分としては、オリンピックが大好き、国際試合が大好き、意味は全く考えたことはなく、その時流れる国歌や国旗も大好きという、ただ純粋に日本を応援してきたんですがね…。お芝居の内容については課題といたします。がっ、紀伊國屋はいいですなぁ~。芝居の匂いがプンプンして気分が高揚してきますよ。佇まいがいい。置きチラシの数が違う。ライブ感がある。またお客さんが芝居好きっぽいし芝居慣れした感じがする。これで席が後ろの方でなければ最高ですよ。紀伊國屋は客席に奥行きがあるのが欠点で、後ろだと舞台がちい~ちゃくなっちゃうからねぇ~。わたくしの席はNの16、真ん中のちょっと後ろの通路側、まずまずの席。実はこの辺に座ると一層高揚するのですよ。というのは、二十ン年前初めて紀伊國屋で芝居を観たのが「熱海殺人事件」。ちょうどNの16辺りの客席に座ってた加藤健一扮する大山金太郎が、三浦洋一の伝兵衛にスポットライトを当てられ立ち上がるとマイク片手にマイウェイを歌いだすんです。そのカッコ良かったことといったら…。それ以来、紀伊國屋は思い入れがあるんです。でもNより後ろはやだなぁ。だって遠いんだもん。