市川きよあき事務所

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グラフィックデザイン

演劇

最後を二つ観劇する

2005年から2009年まで160ヵ所315ステージ。
「ドライビング・ミス・デイジー」の上演記録です。その最後の公演を見てきました。何回観ても飽きない観るたびに新しい発見があるいいお芝居です。出演者は置いておいて、本がいい。まぁよく書けてる。小出しに大切なことがちょこちょこ出てきてそれが貯まっていく、小出しの時は食い足りないんですが通してみるとそれでよかった、そんな感じです。何度も観ると脇の方も観られてそれもいい。こういう良い芝居に参加できるのはすごく嬉しいことです。

役目を終えたデイジーとホークの車
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23年4カ月 770公演
シアタートップスの上演記録です。その最後の文化祭を観てきました。19時からの劇団一跡二跳、泪目銀座、ラッパ屋の三本立てオムニバス公演とサンシャインボーイズの復活公演を続けて観させてもらいました。観る前は疲れちゃうかなと思ったのですがまったくへっちゃらでした。まだオムニバスなら二本いける感じ。
劇団一跡二跳14回、泪目銀座5回、ラッパ屋20回、東京サンシャインボーイズ7回それぞれ今までトップスで上演しています。泪目銀座に出ていた村田雄浩さんはアクターズ・スリル&チャンスで10回出ています。トップスの常連の人達のトップス好きが舞台から伝わってきました。芝居的にはラッパ屋が面白かった。トップスの狭い空間をいかした巧みな本と演出。小さなしかけに大きな余韻。ちょっとやられました。
オムニバス公演の最後には三劇団みんな揃って観客も一緒に全員で1本じめ。
この楽しくて悲しく寂しい文化祭のことを、これから何年も何年も新宿にくるたびに思いだすのでしょうか。大変だったけどアーカイブムック本がやれてよかったです。

ビルの手前の角にある本の裏表紙にも使用した看板
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