市川きよあき事務所

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グラフィックデザイン

日記

本棚がお気に入り

本棚に並んだ本を眺めているのが好きです。人の家に遊びに行ってもつい本棚を見ちゃいます。見ていい〜って聞きますが…。図書館や古本屋に行った時なんかは、本棚の並んでいる横道に入るとなぜか落ち着きます。本棚と本棚の隙間にすべり込み、居心地のよい並びまでカニ歩き…気に入ったジャンルの本たちを眺めるのがまずいい。掘り出しものを求めてじっくり選ぶのも楽しいし、ジャンルや作家で固まったラインアップをちょこちょこ読むのもいい。ジャケ選びも大切です。一冊の本より本棚が好きなのかも。決まった本をネットで買うだけじゃつまらない。

実家の二階には16畳ほどの書庫があり、帰省すると本棚の間をブラブラします。母親が「スリッパはいた〜」「ストーブつける?」「掃除してないから〜」とかなにかと下から大声で言ってきますが、構わずブラブラします。本棚好きのルーツは実家の書庫にありました。
父はとにかく本が好きな人で、本をとても大切にしていました。亡くなった時に、この街で一番の蔵書家で色んな事を教えていただいた、と駆けつけた市長さんからお悔やみをいただいたほど。父の本屋ブラブラもとにかく長かった。1時間なんてザラなので、つきあってた母がよく我慢したなと思っています。父とはあまり本の中身については話をしなかったんですが、『チボー家の人々』が好きなのは知っていたので全集の何冊かをお棺に入れました。それからそれから、持ち主を無くした本のほとんどは、演劇や文学、絵などのジャンルを残し、神田の古本屋さんに持って行ってもらいました。

さて事務所の本棚。基本的に仕事の本と資料しかなく、父の書庫とはずいぶん趣きが違いますが、チェーホフやシェイクスピアは実家から持ってきています。残した本が大活躍。パンフをつくる時なんかの度に母に送ってもらっているんです。父とはチェーホフやシェイクスピアの話をしたことも無かったんですが…とても役だっています。

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そのほかは新しい本はないんですがイラストや美術、演劇なんかの資料
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隣に小5の女の子が住んでいて、学校帰りに鍵を忘れるとうちの事務所でママ待ちすることがチョクチョクあります。そんな時、彼女が読む本がなくて困ります。
ちょうど高学年用のがないんです。彼女が使ってる本棚とはだいぶ違うんでしょうね。
まぁでもこんなのが落ち着くな。こんな本棚をブラブラしたい人はぜひ!

最後のは家の演劇と映画の本棚。本棚も実家にあったもので気に入ってます。
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