市川きよあき事務所

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グラフィックデザイン

日記

旅先で見つけたステキな広告

銚子電鉄に乗ってきました。

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銚子電鉄とは正式名称「銚子電気鉄道」、銚子から外川駅までわずか6.4kmをゴトゴト走る1両電車です。電車というよりチンチン電車…感覚はバス…?。
関東最東端の銚子からさらに犬吠崎へ半島の海沿いを走ります。海沿いなんですが海が見えてるわけじゃなく、まばらな住宅街やくぼんだ空き地を走ります。
銚子から乗るときですが、まずJRの駅の改札を素通りします。
JRの駅員さんに「切符はどうするんですか?」と聞くと「中で買ってくださ~い」
ちょっと不安になります。だってキセルっぽいし、そもそもJRじゃないのにJRの人に聞くっつうのも変だしねぇ。こそばゆい感じで改札通って階段上り下りして行くとホームのはじっこにカワイイ電車が止まっていました。さっそく乗り込んでしばらくすると、子供のころ乗ったバスみたいに車掌さんが切符を売りにきました。おにいちゃんでしたが…
何事も経費削減ですね。これですんじゃうなら切符自販機や改札なんて必要ありません。よ~くわかりましたよ。
銚子電鉄は老朽化や社長の横領事件なので経営が悪化しいつも廃線の危機にひんしています。そのためサイドビジネスが有名で「ぬれ煎餅」を駅で売っていました。「ぬれ煎餅」で修理代をかせいだそうです。「ぬれ煎餅」おそるべし。
なぜぬれなのか、銚子との関係は? そこは謎です。鰯入り?
そんなわけはないですね~」。鰯グッズも色々売ってました。
さてステキな広告。その銚子電鉄の中にあった中吊り広告。

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「榊原豆腐店」手作りの切り張り作品です。これはおセンスがただ者じゃないですね。ステキです。アートです。他にも手作り広告はあったんですが、他のモノは普通でした。グラフィックの仕事をしてると言いたいことを突出させてデザインしがちなので、こういう雰囲気モノ見ると原点を見た気がしてうれしくなります。
「榊原豆腐店」を調べて見ると終点駅の外川にある100年続いたお店でした。
次に行く機会があったらお豆腐屋さんものぞいて見ます。
銚子電鉄、応援しましょう。小さなモノが淘汰されてく社会はつまらないです。
ちなみにメジャーのインディアンスいる元ロッテの小林雅英投手が支援しているようです。今3Aなんですよねぇ。
マリナーズファンなんですが、小林投手も応援しまっす。

最後のは犬吠崎のパノラマ写真(カメラ KODAK EasyShare V705)パノラマは3枚つなげて撮影できます。
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