親しくしている神田神保町の古本屋さんから今年の七夕入札会のカタログが届きました。一般人が参加できる最大の入札会でなにより本物を間近で見られるのが魅力です。鑑定がしっかりしているようで偽物がまずないところもいい。
そのカタログの中に目に止まった短冊形の色紙があった
いい。深い。みみっちくない。ついつい蔵におさめちゃうなぁ。
収集癖なんぞや!モノで言うなら、使ってこその真価。
アイデアや行動で言っても、動いてこその真価。蔵に貯めちゃあいけません。
と、簡単に思って悦にいっていたのだが、
調べてみると実は聖書の有名な言葉の一節でした。
「マタイ伝七章」の中に
「思い煩うな。空を飛ぶ鳥を見よ 播かず 刈らず 蔵に収めず」とあり、太宰治の自由世界へのあこがれを示す言葉のようです。空の鳥は、種をまくことも、刈ることも、そして実った穂を蔵に貯蔵しなくても、神さまは彼ら(鳥たち)を養って下さっている、という意味だそうな。深いというか高い…。
太宰治全集の一日の労苦という短編の中にも引用されています。
聖書読んだことないからなぁ。ホテルってなんで聖書なんだろう。日本人で聖書読む人いるのかな?キリスト教偏重じゃないかしら?
まぁ「般若心経」とかおいてあったら気味悪いけどね。怖くて寝られません。
何かに書く機会があったら座右の銘として使おう。でも書いた人達の中にキリスト教信者がたまたまいてあ~だこ~だ突っ込まれたらヤダなぁ。
おとぼけなヤツに「蔵あるんすか~すごい家っすねぇ~」とか言われてもヤだし…
え~いままでは色紙に寄せ書きとか書く時は「青菜に塩」でした。
なんか力ぬける感じが好きで…まぁギャグですけどね。