市川きよあき事務所

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日記

今年のドラマは『火の魚』

「東京ドラマアウォード2010」が25日発表され、連続ドラマ部門のグランプリに『JIN-仁-』が選ばれたようです。単発ドラマ部門のグランプリは『わが家の歴史』。普段ドラマはあんまり見ないのですが、偶然にも受賞作は全て(『龍馬伝』はトビトビですが)観てました。『JIN』は最後のぐずぐず感がちょっといただけなかったのですが、全体としては良かったです。惜しいのは美術や衣裳。『龍馬伝』の衣裳やカメラがすごくよかったので、比べてしまうと(綾瀬さんのピンクの着物とか)…?でした。主役の大沢さんは今まであまりいいと印象がなかったのですが、見直しました。しかし『SP』もそうですが、ドラマってあきらかにつづくだったり、映画を観てねだったり、そういう儲け主義見え見えのってヤですね。○○の巻でしたって感じでちゃんと終わってほしいですわ。単発ドラマの『わが家の歴史』はちょっと論外。三谷さんの作り物感がちょっと自分がダメになってきているかも。はっきりいってどこが面白いのかわからなかったです。家族に見えない。向田邦子シリーズなんかと比べると…?。面白かった方すみません。
ワタシが単発ドラマ部門のグランプリを選ぶとしたら断然『火の魚』
これはすごくよかったです。最近観たものの中では抜群。再放送と2回観ましたが、もう一度観たいですね。話が面白いんです。また、やったらぜひ!
その他の主な個人賞は
主演男優賞 大沢たかお(『JIN-仁-』)
主演女優賞 松雪泰子(『Mother』)
助演男優賞 香川照之(『龍馬伝』)
助演女優賞 尾野真千子(『火の魚』、『Mother』)
演出賞 黒崎博(『火の魚』)
脚本賞 坂元裕二(『Mother』)
アジア賞 『JIN-仁-』
特別賞 『龍馬伝』撮影チーム、芦田愛菜
『火の魚』、『Mother』、『JIN-仁-』、『龍馬伝』どれも自分が面白かったと思うものばかりです。おかしな作品が入ってなくて良かった。いいものはいいんですね。安心安心、なにに安心してるかわかりませんが…
あえて言うなら助演女優賞は田中裕子さん『Mother』ですかね。尾野真千子さんのはどちらかというと『火の魚』ですが、『火の魚』は助演というか主演だなぁ。すごく良かったですけどね。主演男優賞の大沢たかおさんは文句ないですが『火の魚』の原田芳雄さんも良かった。まぁ『火の魚』がとにかく好みなんですわ。香川照之さんは何やってもうまくって賞とっちゃうので、もうベストジーニスト賞みたいに助演賞卒業にしたらどうですかね。