市川きよあき事務所

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グラフィックデザイン

日記

16年前のオリンピック

いよいよロンドンオリンピックが始まります。楽しみですねぇ。こどもの時からオリンピックがもう〜大好き。日の丸に心ときめきます。右ではないし、どちらかといえば反体制なんですけどね。いきなりものすごい事いいますが、何にも努力もしなかったし運動さっぱりだったけどオリンピック出たかったなぁ…何の競技でも。
前にも書きましたが、なんと、いとこがパラリンピックに出ます。楽しんできてください。
http://gutter-info.sblo.jp/article/46661593.html?1343982550、
最近はあんまり出かけなくなりましたが、スポーツ観戦することが大好きなんです。サッカーとか野球とかメジャーなものから、相撲、ラグビー、テニス、陸上なんでも好き。アメフトだけは競技がいまひとつ理解してないのでごめんなさい。とにかくテレビで観るのも好きですが、生観戦も好き。これはお芝居を好きなのと共通することなのかもしれません。刹那の魅力ですね。その観戦の頂点がオリンピックです。
もう16年も前ですが、行きましたよ、アトランタ。ツアーで申し込むと、高くて見られる競技も一つ二つと少なく限られてるからつまらない。そのくせ余計なものとセットだったり。オリンピックとニューヨークとかね。オリンピック観た後ニューヨーク行っても落ち着かないっすよ。なにしろ朝から晩まで、オリンとピックにまみれたいんです。そこで大変でしたが飛行機と宿だけとって、主な観たいチケットはアメリカのダフ屋から買いました。高かった〜。でもツアーで行くよりはるかに安いんです。松中、井口なんかが出てた野球、前園、中田なんかのサッカーは現地で買うことにしました。何万人も入る球場の日本戦なんか誰も見ねぇと考えたからです。案の定それらは定価かそれ以下の1000円くらいで買えましたよ。なにせ16年前。まだ若くて体力もあったから、朝水泳、昼バスケ、夜野球みたいなはしごオリンピック。観るトライアスロンですわ。

オリンピック.jpg

こんな事がありました。行く前からテンション上がってて、ペンタックスの一眼カメラ買って持っていったんですが、なんと1日目の水泳会場で壊れてしまったんです。あまりのことに怒り心頭。ともかく国際電話でペンタックスのお客様相談室に電話しました。すると、の〜んびりした調子の女の子が出て「どうされました〜」ゆる〜く喋ってくるんで、カチンときてちょっとキツい口調で「オリンピックを見に今、アメリカのアトランタにいるんですが、この為に買ったカメラが壊れました」というと、あわててる様子。すぐえら〜い人が出てきました。まぁ文句は言うけどどうにもならないんだろうなと思ってたんですが、その人「申し訳ありません。とにかくせっかくの写真が撮れないのは大変なんでカメラをすぐ買ってください」と言うんです。「えっ」「同じカメラはありませんが、そこからまっすぐ行って…どこそこに…ペンタックスのカメラを扱っている店があるんですぐ買っていただけますか、どのカメラでもけっこうです。帰国されてからフィルム代金なども含めて弁償いたします」まるでアトランタにいるかのように道順まで説明してくれました。そのすばやい対応と即決にホレボレしてカメラが壊れた怒りはなくなって最後にはお礼を言ってました。いるとこにはいるものです。
あ〜恥ずかしい思い出もひとつ。女子バレー観た時の事です。会場でニッポンチャチャチャを思いっきりやりたかったんですが、会場に行くと日本人がいない。オリンピック出場が最後の最後に決まったんでツアーが間に合わなかったんです。パラパラと家族とダフ屋組がいるだけ。最初は静かに観てたんですが、そのうち試合が拮抗してきて羞恥が心がズドンと落ちたんです。ハンズで買ったでっかい日の丸振るわ、モトコ〜!って叫ぶわ、チャチャチャやるわ、一番前の方の高い席が空いてたんでしゃしゃりでて大応援しましたよ。そのかいあって勝ちました。大満足。恥ずかしかったのは帰ってから。その日、日本が勝ったのがその試合だけだったらしくNHKのニュースというニュース、オイラの顔が大映し。オイラの顔からニュースが始まったようです。トホホ 愉快で楽しいロンドンの皆様お気をつけあそばせ。