「ちいさなちいさな王様」のビジュアル作りに声をかけていただきました。最初にやるのは本を読むことです。
お話では、主人公僕の部屋にいつからかちいさな王様が遊びにくるようになり、交流がはじまります。そうすると人間社会とずいぶん違うことがわかってきます。王様の世界では大きく生まれて成長するにつれ小さくなり、しまいには見えなくなってしまうんです。この奇妙で哲学的なファンタジーを女優の藤野涼子さん(僕)とロボットOriHime(王様)がリーディングして映像化…。
ん? シネマ?
どういうことでしょうか。
しかもロボットにはパイロットと呼ばれる操縦する人がいて、遠隔地からパソコンで操作するようです。
ん〜どういうことでしょうか。何回か聞いてもピンときませんでした。声はパイロットの声が流れるんです。
で、図にしてみました。わかった けど 大変そう。これはチャレンジです。
OriHime
さてビジュアル作りの撮影です。
本を読むと舞台はドイツ。はっきりかかれてないですが、40〜50年前なのかな。本の中にある挿絵を参考に少しクラシックな雰囲気にしようと思い、よく知ってる家具屋さん、座間のリクラマさんにセット作りをお願いしました。前にリクラマさんの展示で部屋のものがあったのでイメージが湧きやすかったです。
藤野さんは男の子の役なので、中性的かつクラシックな衣裳、OriHimeには動ける王様の衣裳と王冠を作りました。それで出来上がったのが
出来上がったシネマはこちらから、無料です。メイキングも面白い。
https://kyosei-kyoso.jp/events/orihime/